『 体験入隊記 〜陸上自衛隊信太山駐屯地@〜 』
日時:平成13年11月
場所:信太山駐屯地(大阪府和泉市)
沖田 東一 国益研究会『中野』 大阪本部事務局長
もう昨年の話になるが、平成13年11月に、私は陸上自衛隊の2泊3日の体験入隊に参加した。
入隊してきた場所は、大阪府和泉市にある信太山駐屯地。菊水の御紋を持ち、日清・日露戦役に勇名を馳せた旧陸軍野砲兵第4聯隊の駐屯から始まり、以来40数年、大阪・和歌山の郷土部隊として活躍された由緒あるところだ。
今回の体験入隊は「西村塾」という議員の私塾団体が主催で、私はそこに飛び入りという形で参加させていただいている。
集合場所に集まって、お互い簡単な自己紹介を行う。参加者は私を含めて8名。意外にも1人を除いて全員体験入隊は初参加とのこと。
去年参加された方に、どうして再び参加する気になったのか聞くと、「いや、前回は初日でリタイアしまして」との返事。頑張りましょうと言いつつも、自分は無事クリアできるのか、今更ながら不安になる。
自己紹介も終え、8人は車に乗って、一路信太山へ向かう。信太山までは約30分。しばらく行くと、マンション・団地などの立ち並んだ間に陸上自衛隊信太山駐屯地が見えてくる。
この時期は例の「9.11テロ」が起こったばかりで世界全体が緊張していた時期であり、この駐屯地でも普段にない厳戒体制がとられており、施設に入る前に自衛隊員からチェックを受ける。横では別の隊員が銃を持ってじっと見ている。これまでテレビを通じてしか見たことの無いシーンに、自然と緊張が高まる。
無事チェックを終えて車が門をくぐる。しばらく俗世間とお別れだ。 (続く)
参考hp http://www02.u-page.so-net.ne.jp/fa2/ystk-hmd/tyutonti%82P.html
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