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チベット情報 

 最終更新日20/1/20

 

『世界最年少の政治囚』パンチェン・ラマ11世救出キャンペーン

中国政府のチベット人に対する不当な拷問に対する抗議

中国侵略の歴史年表


<チベットについて>
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チベット政治犯
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民族浄化

チベットについて 

 チベットは現在国ではありません。
 かつて中国とはまったく違う独特の文化をもった国、チベット。
 国民はダライ・ラマ法王を宗教的かつ政治的指導者として戦争や飢えとは無縁の平和な生活を送っていました。
 しかし、1949年中華人民共和国の侵略によってチべットは占領されました。
 静かで平和だったチべットは中国政府の政権下となり、チべットの人口の5分の1である
120万人が命を失いました。6000以上もの貴重な仏教寺院が壊され、過剰な森林伐採によってチベットの自然も破壊されました。
 チべットではダライ・ラマ法王の写真、チべット国旗を保持することは禁止され、違反すると、投獄、拷問、殺害されるという、人権さえも無視されたチベット弾圧が行われています。
 現在でも、中国のこれらの破壊行為は罰されることなく繰り返されています。チベットの国民性、文化、宗教の独自性は、今も中国政府によって破壊されつづけているのです。

チベット関連ニュース

中国、対ダライ・ラマにインドを利用(1/14TNN)

 Times of India紙の情報機関Times News Network北京によると、インドのマンモハン・シン首相は12日から三日間の予定で北京を訪問。チベット問題はインドと中国政府関係者の間で話し合われる議題の一つだが、中国側は、国際社会において日増しに増大するダライ・ラマの影響力についてインドになんらかの協力を求めるものとみられる。 
  中央社報道によると、TNNは中国の政治協商会高官の話として、中国にとってインド在住のチベット人については"彼らが面倒を引き起こし世界の注意を引く可能性のある"大きな挑戦なので、この問題処理にあたって中国はインド政府の支持を期待する、と報じたという。 
  インドはヴァジパイ前首相が北京訪問して、はじめてチベット自治区が中国の一部であることを公に認め、インドに亡命しているチベット人が"反中国"活動を行うことを禁じることに同意した。そのため中国側はインドがチベット問題についての承諾を遵守することを望んでいるが、また、インドがチベット問題を利用して、アルナーチャル・プラデーシュ州の帰属を主張する中国側との話し合いでカードに使うだろうと考えている。 
  先の政協高官の話では、ダライ・ラマが昨年、アメリカ、ドイツ、カナダなどを訪れ各国政府の歓待を受けたことに頭を痛めた中国は、ダライ・ラマのこうした日増しに増大する影響力をインド政府がなんらかの方法で処理してくれることを望んでおり、中国側としては、シン首相がチベット問題について公に、ヴァジパイ前首相の"チベット自治区は中国の一部である"という承諾を肯定する声明を発表することが望ましく、そうすればダライ・ラマの国際社会における影響力を弱めることになるだろうという。 
  一方、古参のストブダン氏は1月8日、Times of India紙に寄稿し、中共の欺瞞に対抗するよう立ち上がれ、とインド民衆に呼びかけた。彼は投稿の中で、 2003年当時、"チベット自治区は中国の一部"であることを承諾し、中国側がアルナーチャルを南チベットの一部とし、ムンダワをチベット錯那(ツォナ)県の一部としたことに留意せず、ヴァジパイ前首相のシッキムにおける立場と彼のアクサイチン地区を放棄する意志は、中国側に取引の意欲を掻き立てるに十分だっただろう、と述べ、中国はインドの力強い発展の弱点を利用し、双方の合意にけちをつけ、さらにインドを追い詰めようとしているとして、インド首相の訪中は重要な意義をもつものであるとして、インドはしっかりとした立場で勇敢に中国の欺瞞を拒絶するよう呼びかけている。 

 

甘孜(カンゼ)で"反ダライ・ラマ"キャンペーン(1/8 西藏之頁)

  中国政府はこのところ"反ダライ・ラマ"キャンペーンに力を入れており、先月もチベット人に"ダライ・ラマのチベット帰還反対請願"への署名を強要、フリー・チベット運動は中共のこうしたやり方を厳しく譴責している。 
  シンガポール・デイリーがロンドンに本部を置くフリー・チベット運動によるものとして7日に報じたところでは、甘孜(カンゼ)のリタン県で先月開催された会議において、進行係がダライ・ラマのチベット帰還に反対する者の挙手を求めたところ誰も応じなかったため、武器をもたない者と言い換えて挙手を求め、参加していたチベット人全員が挙手したところを写真に撮らせ、これを"ダライ・ラマのチベット帰還に反対するチベット人たち"として、政府系メディアに掲載した。 
  ロイター社も、ダライ・ラマのチベット帰還に反対する署名をリタンのチベット人たちに強要した際、これに反対する一部のチベット人たちが殴られ、これが現地チベット人の不満を買い、衝突を引き起こしたと指摘している。 
  フリー・チベット運動によると、昨年12月に甘粛省の書記や会計士が政府協賛の国内旅行ツアーに招かれたが、出発前に蘭州で開かれた会議に召集され、住民を代表して、ダライ・ラマのチベット帰還に反対する請願書に署名するよう強要されたという。 
  このところチベット地域で大々的に行れているダライ・ラマ批判、愛国愛教、全面的な仏事活動制限といった中共の対チベットキャンペーンは、枚挙に暇がないが、北京オリンピックを控えて、中国の人権に対する国際社会の関心を顧みず、チベット人に対していっそう高圧的手段を採ろうとするこうした当局のやり方は、国内チベット人のさらなる強い不満と抗議を引き起こしている。 

 

ダライ・ラマ会見要旨(19/11/19 産経)

 日本滞在中のチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世は19日、名古屋から横浜に移動する新幹線の車中で、産経新聞との会見に応じた。会見要旨は次の通り。

 【後継者問題】私は20年も前から自身の後継者問題について考えてきた。チベットの民衆がダライ・ラマ制度の存続を望むならば、そのなかの1つの可能性として、私が側近らと検討してきたのが、私が存命の間に、次のダライ・ラマを選出するということだ。(1)チベット仏教の高僧から民主的に選出する(2)自身が後継者を指名する−などの方法が検討されている。

 中国が私の没後、後継者を選出したとしても、チベットの民衆は支持しないだろう。それは、チベット民衆の心が入っていないからだ。

 【自身の引退問題】ダライ・ラマという宗教的な立場は変わることができない。つまり、宗教的にはダライ・ラマは引退できないということだ。ただ、私が1959年3月にインドに逃亡し、難民の立場になってからは、それ以前に比べて、いくつかの変化が生じてきた。つまり、徐々に民主化を進めてきたつもりだ。政治的な引退もそれであり、2001年に亡命政権で「首席大臣制度」を採用して、現在のサムドン・リンポチェ首席大臣を選出した。任期は1期5年で、2期10年まで在任が可能だ。私は亡命政権の最高顧問的立場であり、政治的な決定は私の手から離れている。

 【中国との交渉】交渉が始まった当初の1980年代初め、われわれはいくつかの希望を見いだしていた。当時の最高実力者のトウ小平氏や胡耀邦・中国共産党総書記とは極めて開放的に、自由に討議できた。しかし、その後、中国内の民主化運動を経て89年にラサなどに戒厳令が敷かれるなど、事態は悪化している。ここ数年は緩和してきたが、いまは極めて緊迫している。

 

ダライ・ラマ、伊勢神宮を訪問(19/11/18 AFP)

 宗教間の調和を訴えるチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は18日、三重県伊勢市の伊勢神宮を訪れた。
 ダライ・ラマは15日に来日し、10日間滞在する予定。伊勢神宮参拝は2度目で、日本の伝統に従って2度拝礼し、五十鈴川の水で体を清めた。
 ダライ・ラマは、今回の訪問は自身が長年続けている世界中の聖地訪問の一環だと語り、「どこに行っても、時間さえあれば、あらゆる宗教の寺院などを巡礼して敬意を表したい」と話した。
 ダライ・ラマは17日、宗教関連フォーラム出席に先立ち、「信仰は時として分裂や問題を引き起こすが、すべての宗教の目的は愛を伝えるということと、人類を救うというところで一致している。ゆえに、宗教間の調和と統一は非常に大切だ」と述べていた。
 ダライ・ラマは2003年に初めて伊勢神宮を訪れている。

 

「心の中の平和必要」 ダライ・ラマ14世、金沢で講演(19/11/17 北國)

 訪日中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ十四世は十六日、金沢市内で講演し、「現代の日本の人々が抱えている多くの問題は精神苦によって生じている。心の中の平和が必要だ」と述べ、仏法が教える愛と慈悲の精神をはぐくむことの大切さを強調した。
 チベット難民支援グループ「佛性會(ぶっしょうかい)」(金沢市)のメンバーら約百五十人が参加し、愛と慈悲を心になじませる瞑想(めいそう)法への理解を深めた。

 チベットの高度な自治権を求めるダライ・ラマの訪日については、中国政府が「分裂主義者に活動の場を与える」として非難しているが、ダライ・ラマは会場からの質問に答える形で「私は独立を求めているわけではないのだが、『求めている』『求めている』と言う人もいる」と胸中をのぞかせた。

 「世界はどこへ向かっているのか」という質問には「愛や慈悲を大切にし、他に対する暴力に嫌悪感を持つ人々が増えているように感じる。科学者や教育者も同じ傾向を示している。総じて世界がよい傾向に向かうしるしではないか」と応じていた。

 

ダライ・ラマ14世が1年ぶりの来日(19/11/15 AFP)

 チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世が15日早朝、成田国際空港(Narita International Airport)に到着した。1年ぶりの来日は国内仏教団体の招待によるもので、予定滞在期間は1週間。
 滞在中は横浜で開かれる宗教関連フォーラムで演説するほか、伊勢神宮や都内の学校を訪問する。

 

ダライ・ラマ受章祝賀で警官と衝突(19/10/21 産経)

 香港紙・明報(21日付)によると、中国チベット自治区ラサ郊外の名刹デプン寺で17日、僧侶らが亡命中のチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が米国から議会名誉黄金章を受章したことを祝う儀式を行おうとしたところ、これを阻止しようとした武装警察らと衝突。寺院内に約1100人の僧侶と十数人の参拝客のチベット人が閉じこめられた。報道によると、寺を包囲している武装警察は約3000人以上で、完全武装しているという。

過去の記事

推薦図書/ビデオ  
ヒマラヤを越える子供達(DVD)

チベット難民−世代を超えた闘い(ビデオ)
セブンイヤーズ・イン・チベット(DVD)
チベットの悲劇(漫画)
中国軍がチベットの巡礼者を無差別に撃ち殺す映像(youtube)

参考リンク

ダライ・ラマ法王日本代表部
チベット文化研究所
チベット文化全般に関して幅広い活動及び研究を行っている。

チベット・サポート・ネットワーク・ジャパン
チベットサポート活動を行っている日本中のグループの相互連絡のための団体です。
チベット・ネット(英語)
ロンドン発チベット亡命政府の公式HP。最新のニュースを満載。

Tibet Online Web TV
チベット亡命政府の公式インターネットTV

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