平成21年11月4日
大好きな小説家、山崎豊子原作のテレビドラマ「不毛地帯」が放送されている。仲代達也が主人公を演じた映画版は原作の途中までしか描かれていなかったが今回のドラマは最後まで描かれるというから楽しみにしている。
早速、録画しておいた二話分を視聴した。中々、良い出来だと思った。特に、先の戦争の呼称を大東亜戦争と表現している事に共感できた。同じく山崎豊子原作の「沈まぬ太陽」も現在劇場で上映中で、観てきた。少し納得できない部分もあったが、まずまずである。
山崎さんの作品は、「白い巨塔」「大地の子」「二つの祖国」「女系家族」「ぼんち」「華麗なる一族」いずれも徹底した取材で圧倒される素晴らしい作品だと思う。
山崎豊子さんは堺市在住である。堺市は、既にある与謝野晶子記念館(堺市駅隣接)を移転し充実させるつもりと聞くが、それよりも山崎豊子記念館を造る事を優先させるべきだと思うがどうだろう。
願わくば現在84歳の山崎さんが元気なうちに造ってもらいたい。
同じく堺市に住む私とすれば大いに期待したい。
文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)