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今の民主党圧勝という流れを劇的に変える方法  東郷 秀憲

平成21年8月23日

 今朝のフジテレビ「報道2001」に出演していた各党党首による討論会を見ていて、これでは自民党はマスコミの報道どおり確実に負けると思った。
 理由は、野党側が攻める。与党側がそれに応えるだけになっているからである。麻生総裁には迫力が欠ける。
 国益の観点から、民主党が300議席を超えるような議席を獲得して圧勝し社民党と連立を組むことはまずいと考えている。では、どうすれば自民党が挽回できるか。どう闘うべきかを論じたい。
 麻生自民党総裁は、民主党を中心とした勢力に勝たせると日本はどうなってしまうのかを有権者に訴えるとよい。ポイントは連立を組むという社民党の政策にある。社民党の政策を支持するものは、殆どいない。社民党がこれまで主張してきた事やマニュフェストを徹底的に調査し、国民が不安に思う政策(すなわち弱点)を民主党・社民党の党首に追及するのである。特に、国旗・国歌、安全保障、外交、日米安保、教育基本法に関して彼らに追及したらいい。
 自民党が負けてもいいと思っている。だが、左翼(民主党左派と社民党)が政策を決定するような事があってはならない。自民党は民主党の左翼隠しを攻撃するべきだ。民主党左派(旧社会党党員で社民党の議員と同じ考え)を討論に出てくるよう要望し公開討論会を実施すればいい。
 民主党が社民党と連立し社民党の政策が実現するよりも自民党と民主党が大連立して、年金問題、消費税額アップ、憲法改正した方が国益だ。
 また、新党日本、改革クラブ、みんなの党、平沼グループなどは全て自民か民主に吸収されるか一緒になればいい。

文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム