平成21年8月15日
本日、64回目の終戦記念日。毎年、終戦記念日に起床後にすぐやる行動がある。玄関のポストに行く、そして新聞を取る。ここまでは同じ。そして、いつもは見ない新聞のテレビ欄をまず最初にチェックするのだ。年々減少している終戦特別企画番組。子供の頃は沢山あったが今では少ない。
今年は、フジテレビが映画「硫黄島からの手紙」を放送する。あとはNHKが反核・反戦討論番組を放送する。たった二番組。昨日は金曜ロードショーで「火垂るの墓」も放送されていたが、それを含めても三番組。
大東亜戦争を体験した世代の社会に与える影響力が後退してきたといえるのではないか。歴史を軽視した国民は国家を失う。
今夜放送される「硫黄島からの手紙」は傑作だ。だが、その傑作が日本人の手によって作られたものではない事に寂しさを覚えるし、アメリカ人の凄さを感じる。日本の武士道を描いた傑作「ラストサムライ」もしかり。今夜は、地上波初登場「硫黄島からの手紙」をじっくり楽しみたい。
文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)