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民主版タイゾー君の大発生  有権者

平成21年8月27日

  いよいよ衆院選も最終盤に入りました。
 マスコミの世論調査では、どこも民主党の圧倒的優勢で、300議席を超す大量当選は間違いない様子。私の周囲も「民主党も不安だが、自民には入れたくない(だから民主党に入れる)」という人が多数おります。
 この自民敗北の原因は、マスコミの「政権交代」の宣伝効果のみならず、景気悪化による自民党への国民の不信があるので、この流れは止まらないでしょう。
 しかし、そうなると心配なのは、前回の衆院選のような比例下位順の候補の当選です。
 前回の衆院選では、小泉旋風で自民党が大勝利をして、自民候補が大量当選。特に東京比例ブロックは候補が足らず、社民党に議席を譲るという事態まで起きました。
 その結果、杉村タイゾー君に代表される、選挙活動どころか、政治について何も勉強していないような候補が多数当選してしまいました。
 そしてこの4年間、彼らが何をしたかと言えば、殆どが何の実績も残さずに、1千万以上の年収(税金)を自分の懐に入れただけ。前回当選した小泉チルドレン80名のために、単純計算で30〜40億の税金が無駄に使われてしまったことになります。(各種の議員特権を換算すればさらに巨額に)

 今回の選挙でマスコミの予想通り民主党が圧勝すれば、330名の民主候補は全員当選。民主党版のタイゾー君が大量発生することになります。彼らは自党のマニフェストも把握しておらず、記者の質問にもろくに答えられない。挙句に「国会議員になってから勉強します」と言い放つ始末です。そんな彼らに4年間、私達の税金は使われます。
 だから、そのような事態回避のため、民主党が勝つとしても250議席くらいで留まるのがいいと私は思います。1党独裁は暴走の危険もあるので、政局的にも、このくらいがちょうど良いです。
 まあ、ニュースを見る限り厳しそうですが。。。

 

文筆:有権者