平成21年8月18日
公示直前、幸福実現党が衆議院選挙から撤退との報道が流れました。
それが妥当と思ったら、半日後にやはり出馬するとのこと。
党内でどういう計算が働いたのか分かりませんが、日本の国益を考えるのならば、今回の衆院選は辞退すべきでした。
前回のエントリーでも書きましたが、これまで幸福実現党の支持者は自民党に投票しており、保守票を分散させないためにも、少なくとも自民党が民主党や社民党と戦っている選挙区では自民支援に回るのが、党として正しい戦術です。
その点、共産党はうまくやってます。共産党は、前回までほぼ全ての小選挙区に候補者をたてていましたが、民主党からの要請で判断したのか、今回の衆院選では方針を変えて候補者を絞ってきました。共産党支持者が現政権に投票するわけがないので、票は自然と民主党候補に流れていきます。
幸福実現党には、今からでも出馬を全て辞退することを望みます。
追記:
「(日本の国益を考えるならば)衆院選を辞退すべき」と書きましたが、党や団体のためにも、結果が出る前に出馬を辞退すべきでした。どう考えても衆院選の幸福実現党の全敗は確実で、そうなれば数億の選挙資金負担の他、出馬した教祖の威厳低下、教団への信仰低下に繋がります。
更に、かつてオウム真理教が選挙に敗北したのち、テロ団体へと変わっていったように、幸福の科学も威信を保つために同様の暴走をしないとも限りません。(可能性は低いでしょうが)
文筆:有権者