戻る
橋下知事、大阪都構想実現へ他党との連携に含み
大阪府の橋下徹知事は6日の記者会見で、自ら率いる地域政党・大阪維新の会として過半数獲得を目指している府議選と大阪市議選(10日投開票)について、「大阪都構想の設計図作りに入れるかどうかが鍵だ。原則は過半数だが、構想の詳細は(他党との)修正、妥協で決めればいい」と述べ、過半数に達しなかった場合の他党との連携に含みを残した。
橋下知事は、▽広域行政と基礎自治の役割分担を明確にする▽大阪市に複数の特別区を設けて公選区長を置く――の2点を「都構想の譲れない点」と強調。そのうえで、過半数が取れなかった場合に都構想の制度設計に入れるかどうかに関し、「選挙結果を受けて(他党と)協議に入れるかが決まる。すごい政治が始まると思う」と話した。
維新の会は、府議選(定数109)で60人(うち2人は無投票当選)、市議選(同86)で44人を擁立している。市議選の過半数獲得には候補者全員の当選が必要で、実現は微妙とみられている。
(平成23年4月6日 読売)
|
|