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子ども手当取り下げ示唆 民主・岡田氏、野党に譲歩
民主党の岡田克也幹事長は26日、現行の子ども手当制度を4月から半年間延長する「つなぎ法案」の成立を優先させるため、並行して成立を目指してきた2011年度の子ども手当法案を取り下げる可能性を示唆した。東日本大震災関連の視察に訪れた山形県天童市で記者団に述べた。制度拡充を柱とする11年度の法案には野党が強く反対しており、譲歩もやむを得ないと判断したとみられる。
11年度の法案は既に審議入りしているが、岡田氏は「(現行水準のまま)つなぎ法案でつなぐことにしたので、積み増す部分は事実上ないわけだから、取り下げてもいいし取り下げなくてもいい」と述べた。
11年度の法案は3歳から中学卒業までの子供に1人当たり月1万3千円を、3歳未満のみ7千円上乗せして2万円を支給する。
(平成23年3月26日 産経)
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