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維新の会が大量擁立 府議・大阪市議選告示まで1週間

 4月1日に告示される大阪府議、大阪市議選まで25日であと1週間。橋下徹知事が代表を務める大阪維新の会による大量の候補擁立がこれまでの選挙戦の構図を一変させ、全国の注目を集める。各候補、陣営は大都市制度をはじめ、東日本大震災を受けた危機管理の在り方をめぐっても論戦を展開しそうだ。
 府議選の定数は109、大阪市議選は86。維新の会が過半数獲得を強力に目指す両選挙は激戦が必至だ。
 府議選の立候補予定者は合計200人を超える見通しで、大阪市内24選挙区は定数1〜2に対して多くの区で3〜4人がしのぎを削る。
 大阪市議選には150人前後が出馬に意欲。24選挙区のうち11選挙区で、定数の2倍以上の立候補が予想される。定数2に対して7陣営が動いている中央区、みんなの党からの立候補が予定される北区などで激戦が予想される。
 府、市再編の「大阪都」構想を掲げる維新の会は危機管理の視点からも「広域行政の一本化」を主張するが、「維新の会は厳しい。橋下人気による空中戦で盛り上げたいだろうが、(大震災で)現実にできない」とある国政政党の現職は冷ややかだ。
 地域政党の候補擁立が特徴となる今回の統一地方選は、一方で東日本大震災の発生後間もないだけに、選挙情勢は混沌としそうだ。

(平成23年3月25日 大阪日日新聞)

 
 
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