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「比例選も自民」69%…伸び悩みの可能性

  読売新聞社の第5回「参院選ネットモニター」調査で、選挙区選で自民党の候補に投票すると答えた人のうち、比例選でも同党に投票する人は69%にとどまった。
 自民党以外の比例選投票先で最も多かったのはみんなの党の9%で、自民党離党者らが中心となって結党した、たちあがれ日本が7%で続いた。自民党と両党の支持層が重なっている傾向がうかがえる。公明党を挙げた人も6%いた。
 民主党の場合、選挙区選で同党候補に投票すると答えた人は、75%が比例選でも投票すると回答した。同党以外の比例選投票先に挙げられたのは、自民党と同様、みんなの党が10%で最も多く、「決めていない」が6%だった。
 一方、選挙区選で公明党候補に投票するとした人の84%、共産党候補とした人の77%は、比例選でも同じ党に投票すると答えた。
 明治学院大の川上和久副学長は、「自民党は比例選で、みんなの党や保守層を狙うたちあがれ日本などに票が分散して伸び悩む可能性がある。民主党は内閣支持率が下がっても、比例選の投票先にあげる率は大きく変化していない点が特徴だ」と分析している。

(平成22年7月6日 読売新聞)

 
 
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