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みんなの党、注目集める 過半数割れなら主導権も

 与党の参院過半数割れの可能性も指摘される中、みんなの党(渡辺喜美代表)の参院選後の対応に注目が集まる。首相交代で民主党に向かった無党派層が、消費増税論議をきっかけに戻りつつあり、みんなの党が参院のキャスチングボートを握るシナリオが現実味を帯びているからだ。
 一方、発足間もない新党改革(舛添要一代表)とたちあがれ日本(平沼赳夫代表)は伸び悩み気味。目指す政界再編に向け発言力をどう確保するか、生き残り策を模索する。老舗の第三極、公明、共産、社民の各党も支持拡大に懸命だ。
 「民主も自民も増税路線。小さな政府、民間が元気を出すにはどうしたらいいかを考えるのがみんなの党です」。渡辺氏は3日、兵庫県三田市の街頭で二大政党との違いを強調した。選挙結果次第では、政策面で大きな影響力を行使できるようになるとの計算が強気を支えている。
 実際、民主党幹部は「過半数を割った場合、向いている方向は同じだから、みんなの党とやるのが一番いい」と指摘。「一気に連立だとハレーションがある。部分連合から始めるのが良い」と具体的な段取りまで想定する。

(平成22年7月3日 共同通信)

 
 
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