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たけし 参院選斬り「芸能界とかの天下り先?」
7月11日に行われる参院選のTBS開票特番「乱!参院選2010」(後7・57)にビートたけし(63)が出演する。昨年の衆院選に続き、2年連続で同局のスペシャルコメンテーターとして登場、メーンキャスターの堀尾正明アナウンサー(55)と初タッグを組む。このほど同局で行われた打ち合わせでは早速、今参院選を叩き斬った。
たけしと堀尾アナ、スタッフによる打ち合わせ。立候補者のプロフィルをながめたたけしは衆院議員経験者の出馬が多いことに目を留めた。
「衆院選に落ちて参院選に出て…。衆参(の二院制)の意味が関係ないじゃん」
たけしに首をかしげさせたのが「22」という数字だ。昨年の衆院選で落選、もしくは出馬を見送った元衆院議員の立候補者は22人。全立候補者438人のうち約5%を占める。07年の前回参院選でも直近の05年衆院選を落選、出馬しなかった鞍替え組が20人いた。参院が衆院選落選者の「救済機関」となっているのではと指摘する声が出ている。
いわゆるタレント候補も多数出馬していることもあって、「参院って芸能界とか衆院とかの天下り先じゃない?」とたけし節で斬った。
参院選公示前には、弟子の「浅草キッド」水道橋博士(47)に“出馬依頼”された。「“間抜けなヤツに入れるヤツの票を引き取ってほしい”って」とし、「それならわざと、日本再軍備とか核武装とかばっかり言って、それでもなおかつオレに入れるバカがいて、当選して…すぐ辞める。オレに入れるバカさ加減をオレに入れることで気付かせるっていうんだ」。
自身が世直しの一環のような出馬をする気はないが、水道橋の考えそのものには理解を示しているようで、「実はそういうダミーの人、いないかな?バカな投票をする人を戒めるために出たんだって人ね」。独特の表現で1票を投じる相手を見極めることの大切さを説いているようだった。
特番の演出については「タレント部とかスポーツ部って候補者を分けた方が面白いんじゃない?」と、単純に政党単位で候補者を並べるのではなく、職業ごとに分けた注目候補の当落ボード作りを提案した。
(平成22年6月28日 スポニチ)
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