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小沢前幹事長が公約修正を批判 子ども手当「私が実現」
民主党の小沢一郎前幹事長は28日午後、子ども手当支給などをめぐり衆院選マニフェスト(政権公約)を見直した党執行部を厳しく批判、「必ず私が微力を尽くし、約束通り実現できるようにする」と明言した。消費税引き上げ論議にも疑問を投げかけており、野党側から民主党内の不一致を追及する声が出るのは必至だ。
小沢氏は参院選応援のため訪れた愛媛県今治市での会合で、財源難を理由にした公約修正に対し「政権を取ったら、カネがないからできませんなんて、こんなばかなことあるか」と指摘。同時に「高速道路の無料化、子ども手当、(農業の戸別)所得補償制度などを昨年の総選挙で国民に約束して、多数の議席をもらった。約束したことを守るのが政治だ」と強調した。
一方、菅直人首相が「消費税10%」に言及したことには「どういう考えで話したのか分からないが、(衆院)選挙で4年間は上げないと言った。一生懸命無駄を省き、最終的に4年たって社会保障費などがどうしても足りない場合は検討しなければならない」と、無駄削減を優先すべきだとの考えを示した。(平成22年6月28日 共同通信)
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