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有権者数は1億451万人 1票の格差は5倍超に
総務省は24日、参院選公示にあわせて23日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数を発表した。国内の有権者は1億440万113人。海外に住む日本人で今回から選挙区でも投票できる在外選挙人名簿登録者数11万3794人を含めた国内外の有権者総数は、1億451万3907人になった。
国内外の有権者総数は、前回の2007年参院選投開票日の有権者数(1億371万0035人)より80万3872人増えた。選挙区間の「1票の格差」は5・01倍となり、前回参院選投開票日時点の4・86倍から拡大した。
国内の有権者数が最も多かったのは東京で1066万8489人だった。
海外に住む人も含めた議員1人当たりの有権者数が最も多いのは、122万1336人の神奈川で、大阪(118万7320人)、北海道(115万5280人)が続いた。最少は鳥取県で24万3947人だった。
1票の格差をめぐっては最高裁が昨年9月、前回参院選での定数配分について「合憲」との判断を示す一方、「大きな不平等があり、現行選挙制度の仕組み自体の見直しが必要だ」と指摘した経緯がある。参院選後には、格差是正に向けた取り組みが求められそうだ。
(平成22年6月24日 共同通信)
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