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小林千代美議員が辞職 北教組事件で引責
民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区=は17日、横路孝弘衆院議長あてに辞職願を提出し、許可された。自らの陣営への不正資金提供事件で、政治資金規正法違反罪に問われた北海道教職員組合(北教組)幹部らが有罪判決を受けた責任を取った。通常国会閉会後に辞職する意向を14日に表明していた。
辞職に伴う北海道5区補選は公選法の規定で10月24日に実施される見込み。自民党の町村信孝元官房長官が出馬の意向を示しているほか、みんなの党も候補者擁立を検討している。
民主党は7月11日投開票の参院選をにらみ、鳩山由紀夫前首相、小沢一郎前幹事長の辞任に続く小林氏の辞職により一連の「政治とカネ」問題に幕引きを図りたい考え。鳩山前首相は2日の退陣表明演説の中で小林氏に辞職を求め、枝野幸男幹事長も促していた。
一方、野党側は国会閉会後の辞職について「参院選とのダブル選挙を恐れて逃げた」(自民党の大島理森幹事長)と批判、「政治とカネ」の問題に対する民主党の姿勢を引き続き問う構えだ。
(平成22年6月17日 共同通信)
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