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福島党首、民主の高速無料化と子ども手当に異論

 社民党の福島党首は26日、遊説先の広島市で記者団に、民主党が政権公約(マニフェスト)で掲げた高速道路の無料化と子ども手当に異論を呈した。

 福島氏は高速道路無料化について、「交通が渋滞し、(配送品などの)遅配が増えるのではないか。莫大な税金がかかる。CO2(二酸化炭素)が増えてしまい、環境の問題でいかがか」と指摘した。中学卒業まで1人あたり月額2万6000円(2010年度は半額)を支給する子ども手当に関しても、「5兆円を子ども手当だけに使うことは(税収との)バランスを欠く」と批判。「(対象を)少し限定するなど、党の見解を言っていきたい」とも語り、衆院選後に民主党と連立を組む場合、軌道修正を求めていく考えを強調した。

 一連の発言は、「社民党の独自色をアピールしなければ、埋没してしまう」(衆院選候補者)との危機感の表れのようだ。

(平成21年8月27日 読売)

 
 
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