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衆院選の反応は悪くない―首相 各閣僚は危機感あらわ
麻生太郎首相は25日午前の閣僚懇談会で、与党苦戦が伝えられる衆院選情勢について「2005年の前回衆院選では報道より(自民党と民主党の)得票数は拮抗(きっこう)していた。前回と比べても反応は悪くない。ひるまず最後まで頑張ろう」と述べ、選挙運動に全力を挙げるよう要請した。
一方、甘利明行政改革担当相は閣議後の記者会見で「(民主党への追い)風の強さは、前回の小泉旋風の比ではない」と危機感をあらわにした。野田聖子消費者行政担当相は「苦戦の理由を分析する余裕はない。相手候補より政権交代という看板と戦っている不思議な選挙だ」と指摘した。
舛添要一厚生労働相は「世論調査の結果通りならば(自民党の)国会議員の数は非常に少なくなり、永田町は壊滅的になる」と懸念を表明。その上で「救いは地方組織が盤石なことだ。その力を結集すれば(自民党を)よみがえらすことは可能。地方組織と手を握ることが改革の道筋だ」と強調した。
(平成21年8月25日 共同)
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