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最高裁の9裁判官をチェック 国民審査、18日告示

 最高裁の裁判官が「憲法の番人」としてふさわしいかどうか国民が直接チェックする国民審査が18日、衆院選公示と同時に告示される。審査は30日の衆院選投票に併せて実施され、31日に結果が判明する見通し。

 審査を受けるのは、2005年9月の前回衆院選後に任命された桜井龍子、竹内行夫、涌井紀夫、田原睦夫、金築誠志、那須弘平、竹崎博允、近藤崇晴、宮川光治の裁判官9人(告示順)。

 国民審査は、任命後初めて衆院選を迎える裁判官が対象。初審査から10年を経た衆院選時にも審査に付される。

 有権者は、辞めさせたい裁判官の欄に×印を書き、有効投票の過半数となった裁判官は罷免される。何も記入しなければ「信任」とみなされ、×印以外の記入はすべて無効となる。

 1949年の第1回からこれまで20回、延べ148人が審査を受けたが、罷免された例はない。148人のうち罷免を求められた率は最高で15・2%。

(平成21年8月17日 共同)

 
 
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