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比例は民主34%、自民16% 衆院選トレンド調査

 共同通信社が1、2の両日実施した衆院選に関する全国電話世論調査(第3回トレンド調査)によると、比例代表の投票先政党で民主党は34.4%と前回調査(7月25、26日)から3.7ポイント増えたのに対し、自民党は1.1ポイント増の16.7%だった。第1回(同18、19日)からの推移では、民主党がいずれも30%台を確保し堅調だが、自民党は10%台にとどまり伸び悩んでいる。

 前回調査後に自民、民主両党はマニフェスト(政権公約)を発表した。ただ自民党の場合、党勢回復への効果はほとんどなかったといえそうだ。「まだ決めていない」との回答は37.6%(前回37.4%)。

 望ましい政権の枠組みでも「民主党中心」が39.7%(同38.6%)と、「自民党中心」の18.2%(同18.6%)を大きく上回った。「自民党と民主党の大連立による政権」が15.0%(同11.6%)と増えた一方、「政界再編による新しい枠組み」は15.4%(同19.4%)と減少した。

 麻生太郎首相と民主党の鳩山由紀夫代表の「どちらが首相にふさわしいか」は鳩山氏が46.6%(同48.5%)、麻生氏が19.7%(同22.8%)とともに微減。内閣支持率は19.9%(同18.4%)と低迷したままだ。

 小選挙区での投票先は民主党候補が33.9%(同31.7%)、自民党候補が16.9%(同16.1%)など。比例での投票先は民主、自民両党に続き公明党2.9%(同4.9%)、共産党2.4%(同5.0%)、社民党1.4%(同1.1%)、国民新党1.1%(同0.9%)、新党日本0.1%(同0.1%)の順。その他の政党・政治団体は前回と同じ0.1%だった。 支持政党が「ない」と答えた無党派層に「あえて支持するとすればどの政党か」と質問したところ、民主党支持は40.6%(同37.0%)、自民党支持は17.1%(同17.4%)と潜在的に民主党支持層が厚い状況を示している。

(平成21年8月3日 共同)

 
 
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