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「民主党はばらまき」 舛添厚労相が口撃
衆院選の投開票(30日)まで1カ月を切った1日、舛添要一厚生労働相が大阪入り。自民党の立候補予定者の街頭演説や総決起大会で講演するなど選挙区を回った。一方、民主党の鳩山由紀夫代表もこの日、奈良などで精力的に応援演説をこなした。“真夏の選挙”が早くも本番といった様相を呈する中、自民陣営は、国民から人気も高い“大物”議員の登場を契機に、沈滞ムードの打破をねらう。
舛添厚労相は、大阪14区の自民前職・谷畑孝氏の応援に駆けつけ、羽曳野市など2カ所で応援演説。集まった大勢の見物客を前に、「民主党のマニフェスト(政権公約)は、ばらまき政策」と批判した。
夜には、岸和田市での自民前職・中山太郎氏の総決起大会に出席。舛添厚労相のほかにも2閣僚が参加したことから、会場には約1500人の支援者が集まり、立ち見が出る盛況ぶりをみせた。
壇上の舛添厚労相は「大変厳しい逆風の選挙。党員や支持者に迷惑をかけていることを反省している」と謝罪。その上で「金は天から降ってこない。財源がどうなのかしっかり言わない政党に政権は渡せない」と民主党を厳しく非難した。
一方、鳩山代表は奈良県の大和郡山市内などで応援演説。「民主党はマニフェストを4年間の国民の皆さんとの契約として示した。自民党のマニフェストはそれとはほど遠い」と痛烈に批判。さらに「(これまでの)責任を取ろうとしないなら、選挙で責任を取らせようではないか」と政権交代の実現を訴えた。
(平成21年8月1日 産経)
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