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衆院選:各国も強い関心 いずれも「民主政権」の影響注視

 【北京・堀信一郎、ソウル大澤文護、モスクワ大木俊治、古本陽荘】21日の衆院解散は、各国も強い関心を示している。

 米政府は、衆院選の結果が日米同盟に与える影響を注視する。優勢と言われる民主党は、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設計画変更や日米地位協定見直しなどを提案。政権を取った場合、同盟関係にすきま風が吹くとの懸念はぬぐえない。

 中国国営新華社通信は同日、「自民党の選挙情勢は厳しい」と分析。他国の内政には踏み込まない中国の立場を考えると、この分析は中国共産党が民主党政権誕生を視野に入れていると推測できる。

 韓国のメディアも、日本の各世論調査が「民主党圧勝」を予測していると報じ、政権交代の可能性に強い関心を示した。

 ロシアでは、民主党の鳩山由紀夫代表が長く日ロ協会の会長を務めてきたことに注目が集まっている。タス通信などは、選挙の展望を詳しく報じ、民主党政権誕生への期待が高まっていると報じた。

(平成21年7月22日 毎日)

 
 
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