戻る 野党の審議拒否や麻生首相の解散決断で、北朝鮮対策の貨物検査法が廃案へ
与党は、核実験を強行した北朝鮮に対する制裁決議の一環として、北朝鮮に出入りする船舶の貨物検査を可能にする「特別措置法案」について14日、衆議院を通過させる方針です。
しかし野党が審議に応じないことなどから、今の国会で廃案となる見通しです。
貨物検査特措法案について、与党は14日、衆議院の特別委員会で採決し、引き続き衆議院本会議で採決、与党の賛成多数で衆議院を通過させる方針を決めました。
一方、野党は麻生総理に対する問責決議案が14日、参議院で可決される見通しのため、参議院での他の法案の審議には応じない姿勢です。
また、麻生総理が衆議院を来週にも解散する決断をしたため、衆議院で継続審議とすることはできなくなり、国連の制裁決議に対応するための特措法案は今の国会で廃案となる見通しです。
(平成21年7月14日 TBS)
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