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首相、14日にも解散の意向 8月上旬衆院選を想定
11日夕、羽田空港 麻生太郎首相は12日、8月上旬の衆院選に向け、早ければ14日にも衆院を解散する意向を固めた。東京都議選の敗北を受け、自民党内で「麻生降ろし」が加速するのは確実だが、首相に応じる気はなく、自らの経済・外交政策で国民の「信」を問う考えを示している。ただ、解散に反対する閣僚が続出したり、公明党が連立離脱に動き、首相が退陣に追い込まれる可能性もある。
河村建夫官房長官は12日夜、自民各派領袖らに電話をし、首相が早期解散の意向を固めたことを告げ、それぞれの意見を聞いた。首相は7月28日公示、8月9日投開票を想定しているが、8月9日は「長崎原爆の日」であるため、7月27日公示、8月8日投開票への前倒しも検討している。
民主党は13日、衆院に内閣不信任決議案提出を予定しており、早ければ14日の解散が濃厚となる。ただ、天皇陛下がカナダなどをご訪問中のため、皇太子殿下が国事行為を臨時代行することになるため、天皇陛下が帰国される17日以降にずれ込む可能性もある。
(平成21年7月13日 産経)
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