2009 衆院選特集 〜ひと目でわかる候補者選び〜  

    
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仙台市長選、新人5人による闘いに

 先日お伝えした仙台市長選、告示を前に思わぬ展開になって来た。去る7月1日、2期目を目指す現市長梅原克彦氏(55歳)が立候補辞退を表明した。

 地元新聞、議会から突きつけられたタクシー券不正使用問題の説明不足から有権者の反発の強さの読み違いが最大の原因となった。

 また、一部NPOから出馬を要請されていた若手の起業家佐藤崇弘氏(29歳)が7月3日、正式に出馬を表明した。このため、一時は元副市長で市役所人脈がこぞって推す奥山恵美子氏(58歳)と民間出身3候補による「官・民」対決が焦点になると思われていた。

 ところが、さらに二つの変化が起きた。一つは、元検疫官から2年前副市長に就任した医師の岩崎恵美子氏(65歳)が立候補の意向を表明して6日にも正式に出馬表明をする。梅原後を睨み早々と3月副市長を辞任した奥山恵美子氏との女性による副市長対決が話題となりそうだ。

 もう一つの変化は、奥山候補支持をいち早く表明した民主党が「梅原立候補断念」を受けて支持、推薦から後退した支援に変更した。社民党、国民新党も同調するものと思われる。

 また、自民、公明、共産は自主投票となった。最近の地方選挙でも珍しい政党色が後退した選挙戦となったが、国政選挙を控えた各党の思惑が見え隠れする。

 ところで、各陣営最大の心配事は、12日〜26日の選挙期間中に衆議院解散という大嵐に見舞われないことのようだ。

(平成21年7月7日 JANJAN)

 
 
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