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公明党、幼稚園・保育所を無償化 次期衆院選の政権公約
公明党は23日までに、次期衆院選で掲げる政権公約(マニフェスト)の骨格を固めた。子育て支援や福祉政策に重点を置いたのが特徴で(1)幼稚園・保育所などの無償化(2)児童手当の対象年齢を小学6年生から中学3年生までに拡大し、支給額も倍増(3)低所得者、子育て世帯に対する給付付き税額控除制度導入−などが柱となる。
25日の党常任役員会で了承される見通し。新たな給付や支給額の引き上げがめじろ押しで「ばらまき政策」との批判が出る可能性もある。
幼稚園や保育所などの無償化は小学校入学前3年間が対象で、文部科学省の研究会によると実現には約7900億円が必要。また現行の児童手当は3歳未満に月額1万円、3歳以上では第2子まで5千円、第3子以降は1万円支給しており、09年度の支給総額は約1兆円の見込み。さらに上積みするには財源の裏付けが必要となる。
(平成21年6月23日 共同通信)
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