「三々壮途の歌」
「三々壮途の歌」(さんさんわかれのうた)は、日本に存在していた諜報機関「陸軍中野学校」で、かって卒業生を送り出すときの送別の会で歌われていました。 <国益の殿堂/書籍>で推薦している「陸軍中野学校の全貌」にもその由来が詳しく紹介されています。
一.赤き心で 断じてなせば 骨も砕けよ 肉また散れよ 君に捧げて ほほえむ男児 二.いらぬは手柄 浮雲の如き 意気に感ぜし 人生こそは 神よ与えよ 万難我に 三.大義を求めて 感激の日々 仁を求めて ああ任得たり アジアの求むは この俺たちだ 四.丈なす墓も 小鳥のすみか 砕けし骨を モンスーンにのせて 散るや世界の すべてが墓だ 五.丈夫生くるに 念忠ありて 闇夜を照らす 巨灯を得れば 更に要せじ 他念のあるを 六.南船北馬 今我は征く 母と別れて 海こえて行く ※同士よ兄等と いつまた合わん 同士よ兄等と いつまた合わん