平成25年6月2日
「尖閣棚上げが賢明」…中国副総参謀長が見解
【シンガポール=竹内誠一郎】中国人民解放軍の戚建国副総参謀長は2日、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(英国際戦略研究所主催)で、沖縄県・尖閣諸島問題について「我々より知恵のある次世代の人に解決してもらうべきだ」と述べ、中国側が1970年代に日中の合意があったと主張する「棚上げ」状態に戻るべきだとの見解を示した。
過去の棚上げは「賢明な選択だった」とも指摘した。
中国脅威論に配慮し、アジア・太平洋地域の安全保障問題を協議する同会議で、協調姿勢をアピールする狙いとみられる。一方で戚氏は「対話と平和維持を強調しているが、無条件の妥協を意味するものでない」と語り、領土問題で譲歩しない意思を改めて示した。
(平成25年6月2日 読売新聞)
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東郷コメント:
以下の状況により中国が弱音を吐いたと思われる。
安倍外交の勝利である。
1、世界唯一のスーパー軍事大国であるアメリカが尖閣は日米安全保障条約の対象だと明言
2、オーストラリアまでが尖閣における日本の立場を支持
3、ベトナム、フィリピン、インドなどと領土問題で小競り合いをしている
4、ロシアが日本に急接近
5、中国から外資が逃げている
6、経済成長が鈍化
7、政治が不安定(国内の暴動多発)
8、台湾が日米を優先し実質的に尖閣の日本主権を認める(漁業協定締結)
9、TPPへの出遅れ
10、ミャンマーが日米に急速接近
11、日本国内での反中世論の高まり
12、日本経済・日本企業の上昇・復活
13、日々、日本へ圧力をかける為の尖閣海域への公船派遣のコスト
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文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)