平成24年10月24日
韓国国会議員15人、竹島に上陸…1時間滞在
【ソウル=中川孝之】韓国国会の国防委員会に所属する与野党の国会議員15人が23日午後、日本と韓国が領有権を巡って対立する島根県の竹島にヘリで上陸した。
日本政府は韓国外交通商省を通じて中止を求めていたが、受け入れられなかった。8月の李明博大統領の竹島上陸で悪化した日韓関係の修復を図る動きに水を差した形で、両国の摩擦をさらに長期化させかねない。
議員らの上陸は、国会委員会の現場視察の一環としているが、領有権を改めてアピールする狙いがある。韓国の金星煥外交通商相は19日の記者会見で、「(実施するかは)国会で決めること」と話していた。
議員らは竹島に約1時間滞在。同島の警備隊から状況報告を受け、隊員らを激励し、「独島(竹島の韓国名)はわが領土、我々が守る」と記した横断幕を掲げ、記念写真を撮った。
国防委の議員らの竹島視察は2005年、08年に続き3回目。
(平成24年10月23日 読売新聞)
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東郷コメント:
竹島や尖閣諸島など、この種の問題で私いつも感じているのは、問題の原因の多くは日本にあると思えることだ。その原因とは、日本人自ら明確に意見を主張しないことに由来する。中国が高句麗を中国の古代国家の一つであったと主張した時は韓国人は強く反論したが、日本人にはそれがない。韓国大統領が天皇陛下へ謝罪を求めた時はさすがに反論の声がでたが、それもすぐに忘れてしまう。それどころか、日本人の政財界や著名人の中には「尖閣は中国のものだ」「竹島は韓国領である」と売国奴のような発言をする人達が存在する。そう、まさに売国奴である。このような人物の発言は、日本では余り知名度がなくても相手の国からすると「ほら、日本人も独島(竹島)は韓国領だと主張しているだろ」と政治利用されてしまうのである。
大切なことは、日本国民が上記のような人物を糾弾することにある。昔、中国人トップモデルがファッションショーで旭日デザインの洋服を着たら、売国奴と罵られて暴行を受けた事件が発生した。小学館発行の雑誌「SAPIO」の表紙にも登場したので記憶されている方もいらっしゃるだろう。日本人は無関心すぎではなかろうか。前述のような売国奴は、戦前の日本なら確実に政治生命や社会的地位を失ったであろう。これは、何も憲兵や特高警察が動いたということではない、日本国民がそのような下劣な国民を許さなかったのだ。即ち、そのような国民を育てる教育こそ、今の日本には重要と思えるのだ。
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文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)