平成23年9月30日
朝霞公務員宿舎建設「変更するつもりない」野田首相が明言
行政刷新会議の事業仕分けでいったんは凍結された埼玉県朝霞市の国家公務員宿舎の建設工事が今月1日に始まり、「復興資金に回すべきだ」と住民から批判を浴びている問題について、野田佳彦首相は26日の衆院予算委員会で、「いまは特段変更するつもりはございません」と建設計画の見直しは行わない方針を示した。自民党の塩崎恭久元官房長官への答弁。
予算委で塩崎氏は、東日本大震災の被災地では仮設住宅の入居率がまだ100%に及んでおらず、台風15号の暴風雨で入居前日に浸水した仮設住宅があることなどを指摘。「なぜこの時期の建設なのか。先進国G7で公務員や国会議員宿舎があるのは日本だけ。いますぐストップし、復興資金に回すべきだ」などと追及した。
これに対し、野田首相は「全体的な宿舎の見直しはやってきている」などと弁明。「そうした事情を含めたうえでの判断だった」として計画を見直すつもりはないことを明言した。野田首相は、建設再開を決めた際の財務相だった。
問題の宿舎は鉄筋コンクリート13階建て2棟(全850戸)で、総事業費は105億円。21年11月の事業仕分けでは、当時仕分け人を担当した枝野幸男経済産業相らが「公務員に宿舎を提供しなければならない合理性はない」などと凍結を決めており、地元住民らが工事の中止を求める要望をしている。
また、この日の予算委では安住淳財務相が、宿舎建設は朝霞市内の公務員宿舎12カ所1067戸を廃止したうえで行うことや、新宿舎のうち550戸は独身者向けであることなどを説明。「私もNHK時代には、給与では生活できず社宅に住んだ。多少宿舎の便宜供与もあってしかるべきだと思う」などと述べたほか、「私の地元(宮城5区)では仮設住宅はほとんど建設が終わっている」などと説明した。
(9月26日 産経)
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蓮舫氏、批判噴出の公務員宿舎建設認める「私が了としている」
蓮舫行政刷新担当相は30日午前の記者会見で、与野党から批判が出ている埼玉県朝霞市の国家公務員宿舎の建設について「行政刷新担当相の私が了としている」と述べ、建設を見直す必要はないとの認識を示した。建設着工に関する国民理解について「説明責任は財務省にあるというのが基本的な考え方だ」と指摘した。
朝霞の公務員宿舎は、平成21年11月に行われた事業仕分けで建設が凍結されたが、昨年末に当時の野田佳彦財務相をはじめ同省の政務三役がまとめた公務員宿舎費を削減する見直し案で建設が盛り込まれ、行政刷新担当相だった蓮舫氏も了承した。
(9月30日 産経)
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東郷のコメント:
野田総理の正体が判明した。自らの信念を捨てて国家権力最高峰である財務相高級官僚に全てを委ねた国賊である。
民主党は少し前まで増税の前に、無駄をそぎ落とす。天下りの温床であった特殊法人を全廃し国家公務員の天下りを禁止、公務員給料を2割削減、公務員宿舎建設は無駄なので凍結と言っていたのに全てなかった事にしている。公務員に対してだけ甘い裁定。そして、国民に対しては大増税。全て財務省高級官僚のシナリオ通り。
そもそも彼は総理になる前に言ってた事を総理になった途端に全てなかった事にした。こんな総理大臣要らない。野田派の蓮舫もポスト欲しさのパフォーマンスだけのオバサンだった。
この際、橋下知事の維新の会とみんなの党が大同団結。これに自民党及び民主党右派、たちあがれ日本が合流。救国内閣を誕生させるしかない。
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文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)