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節操なき菅直人は人として・・  東郷 秀憲

平成23年5月30日

首相、小沢氏らとの面会希望 不信任案めぐり

 【ブリュッセル=酒井充】菅直人首相は28日午前(日本時間同日午後)、訪問先のブリュッセルで同行記者団と懇談し、民主党内で内閣不信任決議案に同調する動きがあることを踏まえ、29日の帰国後に小沢一郎元代表ら党代表経験者に対し面会を求める意向を示した。

 首相は「民主党内は一致結束した行動をとってもらえるものと私は信じている」と繰り返したが、首相退陣論を公言している小沢氏との面会で、不信任案可決を回避する狙いがあるとみられる。

 首相は「広く代表経験者とお話しする機会があればありがたい」と述べた。政権批判を先鋭化させている小沢氏の動向については「私も多少長いおつきあいになっているが、今の状況で何かコメントすることは控えたほうがいい」と述べるにとどめた。

 不信任案の採決で造反した議員の処分については「そういうことにならないと信じている」と強調。不信任案可決の場合に衆院解散に踏み切る可能性についても「党内が一致して行動できると信じているので、それ以上のことは想定していない」と述べた。

 東京電力福島第1原発1号機の海水注入中断問題に関し、政府や東電の情報が二転三転したことについて「結果として情報が正確に伝わらなかったことに責任を感じている」と釈明。海水注入を独断で続けた第1原発の吉田昌郎所長については「注入を続けたこと自体は間違いではない」と述べ、処分は必要ないとの認識を示した。
(5月28日 )
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東郷のコメント:
 誰かが、菅直人は人として問題があると言ったが・・
 菅直人は、ほんのこの前まで小沢を否定し追いおとした張本人ではなかったか。それなのに、自らの権力維持の為なら手のひらを返したように小沢、鳩山に媚びる。
 自らが首相ポストに居座り続けることだけを目的とした菅直人の姑息な動きを注視し、彼の延命を決して許してはならない。東北大震災の国難の時だから、総理を変えてる時ではないという議論があるが、器なき者、リーダーシップなき者を総理にしておくゆとりこそ無い事を肝に銘じるべきである。
 時は、再び内閣総理大臣不信任案が通過するやもである。自分の事しか考えていない菅直人は、過去四人の総理がそうであったように不信任案可決ともなれば解散にうってでるかもしれない。そして、民主党が大敗北し、反省なき自民党が再び高級官僚と組んで、この国に君臨するだろう。政治主導をうたい国民に期待を抱かせた結果はあまりに無残であった。私の過去のコラムを読み返してもらうと、当時、民主党政権樹立を阻むために苦渋の選択で小選挙区で公明党の幹事長に投票した判断は正しかったと思ってもらえるのではないか。
 内閣総理大臣不信任案を仕掛けている連中は、果たして菅直人なき後の組閣構想を描き切れているのだろうか。菅直人を引きづり下ろす利害だけが一致しているように思えてならない。
 リーダーシップなき政治家がもたらした人災は、いつまで続くのだろうか。
 やはり保守政治家が結集した救国内閣しかない。議員バッチをつけることを最優先し、基本的な政治理念もバラバラの党綱領もない左翼集団にいつまで国民は幻想をいだくのだろうか。その象徴たる菅直人をみていてわからないのだろうか。 
 サミット出席国で二番目の経済力を有する我が国の首相が、メンバー8人の中で少なくとも2番目に注目され2番目に影響力ある発言をしているのだろうか。誰からも声をかけられることが無く、孤立した存在。菅直人、国家の為に辞めてくれ。それが国益だ。

文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム