北方領土返還の鍵は教育にあり 東郷 秀憲
平成23年5月28日
北方領土「静かな環境で協議継続」日ロ首脳、溝埋まらず
菅直人首相は２７日午後（日本時間同日夜）、仏ドービルでロシアのメドベージェフ大統領と約５０分間会談した。相次ぐロシア政府要人の北方領土訪問で実効支配を既成事実化するロシア側に対して、首相は北方領土問題をめぐり従来の日本の立場を主張した。双方の隔たりは埋まらなかった。 ただ、両首脳は「静かな環境下で領土問題の協議を継続することで一致した」（福山哲郎官房副長官）という。
首相は従来の立場を主張した際、今月１５日にイワノフ副首相らが訪問したことにも言及し、遺憾の意を伝えた。
両首脳はこの他、（１）ロシアのチェルノブイリ原発事故をめぐる知見・経験を生かした原子力専門家の協力（２）日本の被災地の青少年ロシア訪問（３）ロシアの石油・天然ガスの共同開発をめぐる中長期協力協議の開始の３点で一致した。（ドービル＝坂尻顕吾）
（５月２７日 朝日）
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東郷のコメント：
北方領土問題の解決は、領土を返した方が得だとロシアが思わなければ実現しない。軍事力、経済力を背景にした圧力をかける以外に方策はないのだ。いずれもロシアの脅威になっていないから解決しないし、するつもりもない。
それなのに、次期支援戦闘機も未だに決まらないお粗末な状況だ。国力は衰退の一途。
であるならば、今一度日本民族は結束するしかない。その為には、時間はかかるが教育しかないのだ。
文筆：東郷秀憲（東郷秀憲の国益コラム）