平成23年5月20日
憲法改正の制度整う 参院が審査会規程制定
参院は18日の本会議で、憲法問題や憲法改正原案を審議する憲法審査会の運営手続きを定めた審査会規程を民主、自民各党などの賛成多数で可決、制定した。平成19年に改憲手続きを定めた国民投票法が成立してから4年、憲法改正原案の審議から国民投票の実施までに必要な制度が整った。
本会議での賛成討論で、自民党の中曽根弘文参院議員会長は「国民に開かれた憲法議論を一刻も早く進めることが必要不可欠だ」と審査会の始動を促した。ただ、民主党は「議論は政治的に安定しているときが良い。今はそうではない」(羽田雄一郎参院国対委員長)と委員の選任に消極的で、今国会中の審査会開催の見通しは立っていない。
本会議では、公明党、みんなの党、国民新党、たちあがれ日本、新党改革も賛成し、共産、社民両党は反対。民主党の相原久美子、有田芳生、大河原雅子、今野東、田城郁の5氏が棄権した。民主党は5人を処分せず注意で済ます方針。
参院規程は委員数45人、表決は出席委員の過半数。憲法改正原案に関する公聴会の開催を義務付けた。
衆参両院の憲法審査会は国民投票法の成立に伴い19年8月に設置。衆院は21年6月に規程を制定したが、参院には規程がなく違法状態が継続。衆参両院で委員の選任が進まず、これまで一度も開かれていない。
(産経新聞 5月18日)
-------------------------
東郷のコメント:
今朝、産経新聞朝刊を読んでいたらネタを見つけました。
引用するために電子版を探すのに一苦労・・
さて、ポイントは次の部分です。「民主党の相原久美子、有田芳生、大河原雅子、今野東、田城郁の5氏が棄権した。民主党は5人を処分せず注意で済ます方針。」
この方達は、民主党の正体を明らかにしております。すなわち、議員バッチを付け続けたいが為に、民主党に所属しているが本当は社民党や共産党にいるべき人達なのです。本当は左翼なのですが、主義主張なり信念を貫くことを優先せずに、自分がかわいいと優先し、旧社会党の仲間を裏切り民主党に合流した連中、もしくは同じタイプの人達です。これなら、まだ落選覚悟で信念を貫き社民党にうつった人達の方が政治家としては評価できます。
民主党は、彼らを除名するのが筋ですが政権基盤が脆弱な時勢で強気には出れません。党の基本理念も何もない権力にしがみつく民主党には政権の座から降りて貰うしかありません。しかしながら、自民党かというと弱い。やはり大連立という事になるのでしょうか。
文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)