平成23年5月17日
国家公務員給与、3割削減を…橋下知事
大阪府の橋下徹知事は16日、東日本大震災の影響で地方交付税が削減されるという一部報道があったことを受け、財源不足を補うために、府職員の給与カット(現行3〜14%)の拡大を検討する考えを示した。
報道陣の質問に答えた。国家公務員給与を1割カットして復興財源に充てる政府の方針について、「国難を乗り切るために別の財源が必要となれば、国を挙げてやらなければならない。地方交付税が削減された場合、住民サービスを削ることは府民が許さないだろうから、職員給与のカットは当然ある」とした。
また、国家公務員給与のカットの幅について言及。民主党が2009年の衆院選マニフェスト(政権公約)で「総人件費2割削減」を掲げていたことを指摘し、「緊急時だから3割ぐらいはカットしないと、平時に2割カットなんてできない」と批判した。
(2011年5月16日19時32分 読売新聞)
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東郷のコメント:
橋下知事の公務員給与3割カット発言を支持する。民主党はマニフェストでは2割カットと言いながら、支持団体の労働組合に配慮して完全に動かなかったが、支持率が低下し自分の身が危なくなると、やっと1割カットを言い始めた。結果的に、労働組合は菅直人に裏切られたことになる。
単純に公務員給与3割カットというよりは、順番と内容が大切だ。まずは、増税はしないと決める。増税は安易な方法で公務員は血を流さなくてすむ。
みんなの党が主張するように、国債整理基金特会、労働保険特会、政府保有株式売却益などを有効に利用してもらいたい。それでも足りないとなると、無駄を極限まで削除しなければならないところに追い込まれる。すなわち、血が必要になる。
公務員が天下り先を確保する為の予算計上を全てストップする。先輩のように天下りを夢見ていた公務員の豊かな老後は犠牲になる。その次に、人件費削減だ。公務員の年収が民間平均の倍とか市バスの運転手が年収1000万とか給食のおばさんが年収800万円とか呆れるばかりだ。給与の民間平均が400万円台で公務員平均が800万円台というから3割カットしても民間より十分に高給だ。決してひどい話ではない。
菅直人よ、血税にたかる公務員の天下り根絶と給与3割カット実行すれば支持率アップ間違いなしだぞ!!!
文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)