平成23年4月21日
シャープ、iPhone液晶ライン新設 アップル特需で亀山に
シャープが、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」向けを中心とした中小型液晶パネルの生産ラインを亀山第1工場(三重県亀山市)に新設する方向で検討していることが17日、分かった。アップルが投資額の大半を実質的に負担する方向で調整している。
スマートフォン(多機能携帯電話)人気を受け、中小型液晶パネルは需要が拡大しているうえ、製品の大半をアップルが引き取るため、リスクは少なく、ライン新設に踏み切る。
シャープがラインを新設する亀山第1工場は液晶テレビ用パネルの生産設備を中国の電機メーカーに売却し、建屋だけが残っており、その用途を検討していた。同社は、円高などを受け、コスト削減による競争力強化のため、海外で需要のある現地に拠点を設ける戦略を進めているが、さらなる成長が見込め、安定的な供給先があることから国内を選んだ。
東芝も、アップル向けを中心とした新工場を石川県に建設する方向で検討している。アップルは調達ルートを拡大し、さらに攻勢をかける構えで、“アップル特需”が国内投資や雇用拡大に大きく貢献している。
(2010.12.17 産経WEB)
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東郷のコメント
日本の国益を考えるとソフトバンクと契約し、孫正義を応援しiPhone(アイフォーン)を買おう。ドコモで一番売れている商品は韓国サムソン製で米国アップル製のiPhoneと世界のマーケットで競っている。日本メーカーの現状は既に単独で戦える
状況になく、日米同盟で戦うしかない。iPhoneが売れれば日本の工場が忙しくなり雇用が生まれるという訳だ。以前はアップルもサムソン製のパネルを使用していたが、韓国サムソン製品とマーケットで競合しているので、東芝やシャープなど日本勢と組むことにしたという。
携帯端末ではガラパゴス化しシェアを取れなかった日本勢だが、スマートフォンでは戦えるという。シャープ、Panasonicの両社に期待したい。国益を考慮しサムスン、LGなど韓国製だけは買わないでもらいたい。韓国製の場合は、日本に金が落ちない。
文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)