平成23年3月25日
靖国神社遊就館、知覧特攻平和会館(鹿児島県)、北方館・望郷の家(北海道根室市)、北方領土館(標津町)などの施設を訪れて失望することが一つある。
現在、不当に韓国、ロシアに略奪され占領されている竹島、北方領土や中国が食指を伸ばしている尖閣諸島、沖ノ鳥島に関して国民を啓蒙する詳しい展示が見受けられない。全ての施設で展示すべきであるのにそれが無いのが残念でならない。
過去において国家の為に散った英霊を祭る施設において、現代の国家の危機を展示しないのは歴史から何も学んでいない証拠ではないか。実に嘆かわしい。
例えば、昨年は坂本龍馬ブームなるものがあった。また、坂の上の雲もブレイクした。高知県や長崎県の坂本龍馬関連施設や愛媛県の坂の上の雲記念館に現在脅かされている領土・領海・領空という展示をするように働きかけてみてはどうだろうか。全く検討違いの展示ではないはずだ。
これは国家の仕事である。
文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)