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株式会社エムに抗議を  沖田 東一

平成23年8月17日

 長万部市の公式キャラクター「まんべくん」が、公式ツイッターで「日本がアジア諸国民に与えた被害者数二千万人」などと発言して、ネットで騒ぎになっているらしい。



 戦争については立場によって意見が異なるだろうが、市を代表するキャラクターが発言するなら、少なくとも国と対立する意見を述べるべきではない。ましてや日本を戦争の主犯とするような発言は論外である。
 ツイッターについては「株式会社エム」という企業が市より管理を委託契約されているそうだが、過去にも同じくツイッターで差別発言を行い問題になっていたそうだ。この会社は、発言してよいことと悪いことの区別もつかなかったのか。長万部市は抗議を受けて謝罪し、会社との契約を取り消し、ツイッターのアカウントも停止したそうだが、過去の問題を見るに、もっと早い時期に決断を下すべきだった。
 この件について、会式会社エムはいまだ真摯な謝罪を行わず、「市の活性化になると思った」などと言い訳に終始している。最初に述べたが、市より仕事を請け負っている立場の者が、いかなる理由があろうと国を貶めるよう発言をしてよいわけがない。株式会社エムには、今回の不適切な発言に対する謝罪と発言の訂正、市のイメージを損ねた賠償を求める。

文筆:沖田東一