平成23年3月13日
都知事、消防隊への圧力に抗議=原発放水「速やかにしないと処分」−海江田氏発言か
東京都の石原慎太郎知事は21日午後、首相官邸で菅直人首相と会い、福島第1原発での放水作業をめぐり、政府関係者から東京消防庁ハイパーレスキュー隊幹部に対して「速やかにやらなければ処分する」との圧力的発言があったとして、抗議した。石原氏によると、首相は「陳謝します。大変申し訳ない」と述べた。都関係者は、発言は海江田万里経済産業相からあったとしている。
石原氏は会談後、記者団に「現場の事情を無視して、(放水作業を)速やかにやれ(と指示があった)。やらなければ処分する、ということを上から言ってはいけない」と強調。さらに、「担当大臣か何か知らないが、恐らく上から来るのだろう。そんなばかなことを言ったら戦が戦にならない。絶対言わせないでください」と首相に申し入れたことを明らかにした。
また、同隊が使用した放水車の連続放水能力は4時間が限度だったが、政府側の指示で7時間連続で放水したため、石原氏は「完全に壊れた」と説明した。
一方、枝野幸男官房長官は同日午後の記者会見で「これから調査する」と述べるにとどめた。(時事通信 03/21)
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この時のやり取りの詳細は東京副知事のブログに紹介されている。
http://www.inosenaoki.com/blog/2011/03/post-8bab.html
海江田氏は「俺たちの指示に従えないのなら、お前らやめさせてやる」
とまで言ったそうだが、このように現場の状況を理解していない人間が、現場の判断に口出しするのは作業効率の低下にしかならない。権力にものを言わせて恫喝するなど無能もいいところだ。石原都知事の抗議は当然であろう。
震災での民主党の無能さは、今回だけではない。総理の管直人は、原発の対応に追われる東電にわざわざ乗り込んで3時間以上も幹部連中と話し合い(という名の恫喝)を行って、事故への対応を遅らせた。先日のヘリの空中からの散水にしても、効果など殆どないことは現場が伝えているのに「最低1回はやれ!」と民主党は強引に押し通し、自衛隊員を被ばくの危機に晒している。
これらの事例で分かるように、今の民主党政権には指揮官の力量を持った人材がいない。いるのは己の保身だけを考えてパフォーマンスする無能議員だけである。平時であればそんな無能者揃いでも何とかなっていたが、今回のような緊急事態が起こると何も対応ができずに徒に被害が広げてしまった。地震と津波は天災だが、その後の救援活動や原発への対応の遅れによる被害は民主党による人災である。
無能政権の代表である菅直人は、今回の震災の責任をとり、即座に総理を辞任すべきである。そもそも本来なら外国人献金問題ですでに辞任しているはずである。この時期に辞任させることで国内が混乱するという意見もあるが、無能が政権に立つほうが余程害悪だ。
文筆:沖田東一