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参議院はいらない?  柳井 謙一

平成22年7月5日

 衆議院三分の二条項はご存知でしょうか?
 衆議院で可決された法案が参議院で否決されても、再度衆議院で三分の二以上の票を獲得できれば、その法案は再可決される条項のことです。
どっちみち最終的に法案は成立するのだから、参議院など必要なく、廃止して一院制にすべきという意見もあります。
 確かにそれなりの説得力はありますが、この場合、人の考えは絶対変らないという前提があります。しかし人心など一夜にして変るものです。参議院審議中に世論の反発が起これば、政治家とてその流れに逆らうことはできないでしょう。参議院は決して無意味な存在ではなく与党の暴走に対し、一定の抑止力を持っています。
 仮に一院制となった場合、圧倒的多数を誇るのが売国政党であったならば、何の歯止めもなく外国人参政権、人権保護法、夫婦別姓、沖縄への1000万人移民政策等、その全てが実現し日本は崩壊します。
 まさしく、今回の参議院選挙は、日本の存亡をかけた戦いといっても過言ではありません。ねじれ国会大いに結構。ゆめゆめ売国政党に単独過半数を許してはならない。

文筆:柳井謙一