平成22年8月5日
少し古い記事だが大切な事なので紹介したい。既に、他国に実効支配されている北方領土や竹島についても重大な問題だが、実効支配が危うくなっている沖ノ鳥島についても関心を持ってもらいたい。沖ノ鳥島を失えば、日本の陸地面積を超える排他的経済水域を
失うことを意味するからだ。そして、この排他的経済水域内には、豊富な地下資源が眠っているとされており、将来の日本を救うことになるかもしれない。満潮時にわずか数十センチしか海面にでない島なので、非常に危険な状況だ。中国は岩と主張し、日本の利権を奪うつもりだ。このまま、地球温暖化が進めば近年、海に沈んでしまう。東京都知事が沖ノ鳥島に関心がある石原さんだったからこそ、サンゴを増やす活動に予算をつけたり努力されている。国民は、もっと沖ノ島に関心を持つべきである。そして、この事は教科書に明記するべきだ。
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沖ノ鳥島を拠点化 EEZ計画閣議決定
7月14日4時11分配信 産経新聞
政府は13日、日本の排他的経済水域(EEZ)の権益を守るため離島保全を図る「低潮線保全・拠点施設整備法」に基づく基本計画を閣議決定した。同法で「特定離島」に指定された日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)、最東端の南鳥島(同)に港湾施設を整備して拠点化し、希少金属などの資源開発や漁業活動を活発化。沖ノ鳥島を「岩にすぎない」と主張し、海洋調査を活発化させている中国に対し、日本側の主権を明確にする。
同法は先の通常国会で成立し、6月24日に施行された。EEZ設定の基点となる島を特定離島と定めて国が管理し、護岸工事や港湾などの整備を行うとした。
閣議決定された基本計画は「海洋立国を目指すわが国は、長期的で戦略的な視点を持ってEEZの保全、利用を推進することが必要だ」とし、沖ノ鳥島、南鳥島について(1)サンゴ増殖技術による国土の保全(2)鉱物資源開発の推進(3)地球環境の観測・研究活動−のための活動拠点と位置付けることを明確にしている。
沖ノ鳥島をめぐっては、中国がEEZを設定できない「岩」と主張。4月中旬には中国海軍艦船が、同島を基点とする日本のEEZ内を航行した。
文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)