平成22年6月28日
テレビでサミットの風景を見ていて思った。我らが日本代表たる管直人が他のメンバーの中に入れていないどころか孤立している。サミット恒例の記念写真のシーンで右往左往している姿は恥だ。現地のメディアにも一切取り上げられることはない。総理大臣の在職期間が極端に少ないのだから無理はないと思うが、イギリスの首相も一カ月程度なのに、周りと話し打ち解けている。理由は、語学力。中曽根や小泉が例外的に彼らと打ち解けられてのも多少の英語ができたからに他ならない。
世界一の家電メーカーとして名高い韓国のサムソン電子は、入社時にTOEIC730点以上ないと入社できない。課長職以上にはネィティブでも簡単には取れない920点を課すというから、驚きだ。これに対して、三菱商事など日本の総合商社は、管理職で730点。Panasonicの昇進・昇格条件が550点、Sonyは650点というから、ボーダレスエコノミーの時代に、これでは、PanasonicやSonyなど日本の家電メーカー9社の売上全部合わせてもサムソン電子に勝てないはずだ。因みに日本人のスコア平均は、581点。
国会議員はエリートである。国会議員になる為の資格条件として、せめてサムソン電子と同じくTOEIC730点以上を課すべきではないだろうか。総理大臣、外務大臣、経済産業大臣ならば、900点以上は欲しい。その他の大臣は800点以上とすればいい。
文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)