平成22年1月7日
相変わらず自分の事最優先の利権政治家通称エロタクこと山崎拓が生き残りをかけて必死で動いている。エロタクと加藤紘一いずれも防衛庁長官経験者でありながら、左翼であった。こんな人物が大物として影響力を行使してきたから自民党は瓦解した。彼らは、自民党は負けるとなると、その都度裏切ろうとしてきた歴史がある。実際は、二人とも優柔不断で決断力にかけ小沢に相手にされなかったのだが、とにかく節操がないことで知られている。
自民党再生。これは国家にとって必要な事だといえる。正確に書くと、別に自民党でなくてもいい。要するに民主党と対峙するのは保守政党でないとダメだ。自民党は、新たなリーダーを必要としている。平沼、安倍両名は確かに保守政治家ではあるが新鮮さに欠けるし、弱い。総理の器ではない。彼らでは小沢民主には選挙に勝てない。となると若手のカリスマ保守政治家が登場しなくてはならない。時代がカリスマを求めている。小沢と対峙できるパワーのあるカリスマである。石原慎太郎という声もかつてはあったが所詮は小沢レベルではなかった。では、誰が良いか。現時点での私の答えは大阪府知事橋下だ。橋下は将来、国政にうって出るだろう。橋下が狙うは総理大臣。ところが、計算高い橋下が現時点で自民党から立つことはない。谷垣では勝てない。それゆえ、民主・自民の中途半端な二大政党制は自民党崩壊により瓦解し、小沢のシナリオ通りに動くだろう。
仮に、参議院選挙に小沢民主が勝ち圧倒的な与党となれば小沢は党を二分割するかもしれない。小沢は二大政党論者である。おそらく、国民新党や社民党を含めてガラガラポンされることになるだろう。小沢はまさに彼が信じる理想に向かって行動している。小沢の理想はイギリス型民主主義国家である。
小沢が用意する総理カードの一つが橋下だ。橋下は小沢の力で総理になるかもしれない。
小沢がスキャンダルによって潰されなかったら、ではある。小沢がスキャンダルで潰されたら、また日本の政治は混迷し有効な経済対策は打てず国際競争に打ち負けるだろう。
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自民、山崎拓氏・保岡興治氏らは公認しない方向 参院選
自民党は6日、昨年の衆院選で落選した山崎拓前副総裁(73)、保岡興治元法相(70)らを今夏の参院選で比例代表候補としては公認しない方向で最終調整に入った。「70歳定年制」の例外とする十分な理由がないと判断した。山崎氏は離党も辞さない構えを示している。
山崎、保岡両氏は同日、党本部で谷垣禎一総裁、大島理森幹事長ら執行部と会い、公認を要請。執行部側は「参院比例候補は70歳定年制のルールを基本に考えたい」と難色を示した。谷垣氏は会談後、記者団に「衆院で戦う方は衆院でと考えている」と述べた。
山崎氏は公認を得られない場合の対応として「白紙だが、いずれにしても参院選に挑戦したい」と表明。国民新党など他党からの出馬も取りざたされている。(06日 23:51)
文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)