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情報を握りつぶしたマスコミ  沖田 東一

平成22年11月26日

尖閣衝突映像CNNに郵送、海上保安官供述

 尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡る映像流出事件で、神戸海上保安部所属の巡視艇「うらなみ」主任航海士だった海上保安官(43)が警視庁と東京地検の調べに対し、映像を動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿するより前に、映像を記録した外部記憶媒体のSDカードを米ニュース専門局「CNN」の東京支局(東京都港区)に郵送した、と供述していることが捜査関係者の話で分かった。
 海上保安官は「CNNが映像を放送しなかったため、投稿を決意した」とも供述。捜査当局は、海上保安官が、強い意志を持って映像を公開しようとしていたことを示す事実とみて、裏付けを進めている。
 捜査関係者によると、海上保安官は調べに対し、11月4日にユーチューブに映像を投稿する直前の10月下旬〜11月初めに、SDカードを封筒に入れて同支局に郵送したと説明。
 封筒の差出人欄に氏名は書かず、SDカード内のデータが衝突映像と分かる説明文も同封しなかったという。
 CNN東京支局の広報担当者は取材に対し、「この件に関しては一切、ノーコメント」としている。
(11月25日 読売新聞)
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コメント:
尖閣沖での中国漁船衝突映像がyoutubeに流出した際、朝日新聞は「内部告発するなら、YouTubeにアップするより朝日新聞などのマスコミ使って」とコメント記事を出していたが、実際は内部告発自体を握りつぶしていたのだから、このコメントは何だったのかと思う(CNNと朝日新聞は提携しており、CNNウェブサイト日本語版は、朝日新聞の関連会社が運営している)。
だいたい、数千人規模で行われた尖閣デモすらまともに報道できないのだから、このSDも中身を確認したが中国に配慮して記事にしなかったというのが事実だろう。日本のマスコミは完全に中国の広報機関である。(昔からそうかもしれないが)
しかし、youtubeが無ければ、今回の事件も国民が知ることは出来なかっただ。ネット時代様々である。

文筆:沖田東一