平成22年11月5日
尖閣漁船衝突事件のビデオか ネット動画サイトにアップ
沖縄県・尖閣諸島周辺で起きた中国漁船衝突事件の状況を撮影したビデオとみられる映像がインターネット上に配信されていることが5日、分かった。海上保安庁幹部は「本物の映像だと思う」と話しており、同庁が確認を急いでいる。
動画サイトに投稿された映像は、海上で、中国の漁船とみられる青い船が巡視船とみられる船の右舷に接触、同船が後方から黒い煙を上げている様子などが映っている。サイレンが鳴り響き、「本船みずきに接触した」「止まれ」などの音声が盛り込まれている。
映像の中で、衝突した中国船とみられる青い船には、実際に海保の巡視船「みずき」に衝突した中国船と同じ船名と、それに続く4ケタの数字が船体に書かれている。一方、衝突された船の上には「海上保安庁」と記載されたボートが映っていた。
中国船を撮影したとみられる映像は計6本で、長さは計約44分。同一人物がインターネット上に流したとみられる。
(11月5日共同通信)
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コメント:
youtubeに流出させた人物に、よくやってくれたと拍手を送りたい。今回の流出は日本の機密情報管理能力の甘さが原因ではあるが、国の中枢の人間でさえ、民主党を信用できなくなっていることの表れと言えるだろう。石原都知事は内部告発と評したが、正にその通りだと思う。
本来この映像は真っ先に日本政府が公開すべきものであった。にもかかわらず政府が非公開を決めたため、中国人船長は釈放され、中国側の「日本こそ加害者である」という反論を招くこととなった。流出したビデオ映像を見る限り、中国漁船に衝突を避ける気はなく、中国漁船が意図的にぶつかってきたのは明らかだというのに。今日まで尖閣問題を引きずったのは、すべて政府の責任である。民主党は流出ルートの追求に躍起になっているが、追求されるべきは、ビデオを流出させた人ではなく、売国的な対応を取り続けた菅政権であろう。
今後公開ルートが特定されると思われるが、公開した人は「国を憂えて私が流出させました」と堂々と構えてほしい。
世論は貴方の行動を支持する。
文筆:沖田東一