平成22年10月5日
現在問題となっている中国の尖閣諸島への侵略行為に対して、渋谷で大規模なデモが行われたのはご存じだろうか。
このデモは日本のメディアでは全く取り上げられなかったが、海外メディアでは大々的に報じられている。
※当日の様子がyoutubeに流れているので、ぜひ見てほしい。
10月2日渋谷駅前で行われたこのデモには、ネットの告知などで集まった2600人もの国民が参加して、中国の横暴な態度と民主党政府の弱腰外交を抗議した。
まさに国民世論の声が形となって表れたわけであるが、国内の主要新聞社やテレビ局は、この尖閣デモを全く記事にしなかった。このデモを最初にニュースにしたのは、海外のCNNであり、その後も国内メディアは黙殺を続けている。
尖閣諸島問題めぐり東京などで反中デモ(CNN記事)
日本のマスコミの媚中ぶりは異様だ。中国様に都合の悪いことは、極力記事にせず、無かったことにしてしまう。過去の例でいえば、毒餃子事件のデモ、チベット侵略に対する抗議デモ、外国人参政権反対デモ、どれも数百人〜千人規模のデモだったが、マスコミが殆ど取り上げていないので、デモがあったこと自体、知らない人も多いだろう。(産経だけはたまに遠慮がちに取り上げているが)。
逆に反日デモは、たとえ数十人しかいなくても喜んでマスコミは針小棒大に取り上げる。中国人による尖閣デモの記事があるので、参考までに一部抜粋して掲載する。
漁船衝突、中国各地で抗議デモ 日本公館前で(9/18共同通信)
〜日本大使館前では(中略)、一時はやじ馬を含め数十人が抗議。日の丸を描いた旗を踏み付けたりしたが、約30分後に警察が排除した。上海市の日本総領事館近くでは中国人数人が「船長を返せ」などと書いた横断幕を掲げたほか、30人以上が中国国旗の小旗を掲げるなどして抗議。(以下略)
記事の写真もあるので、今回の渋谷デモと並べて比較。
中国のデモ
日本の尖閣デモ
規模の大きさは一目瞭然。
日本のマスコミとしてどちらを記事にすべきか、赤子でもわかる話だろう。
2600人もの民意を無視するマスコミに、国民の声を代弁する資格はない。
文筆:沖田東一