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菅直人は首相の器ではない  沖田 東一

平成22年7月2日

 総理になると人間の器がはっきりと分かるものである。
 野党時代はさんざん自民党を吊るし上げてきたが、いざ自分が逆の立場になると逃げを打つ器量のなさは、とても一国の首相の器とは言えない。「逃げ菅」と言われても仕方ないだろう。
 彼が討論を逃げる理由はわかりきっている。選挙戦の最中での討論で言質を取られるのを恐れているのだ。だから国会も延長させることなく、強引に打ち切った。すべては選挙のためである。
 しかし政治家は選挙さえ勝てばよいものではない。日本の経済や産業・教育のかじ取りをする立場にある。そのトップの人間が、目の前の選挙しか見ていないようでは、とても日本の将来を任せることはできない。
 麻生元総理は、四面楚歌の状況でも討論番組でしっかり意見を述べていた。鳩山前総理も少なくとも討論から逃げることはなかった(発言内容はブレまくっていたが)。
 己の意見が正しいと信じるなら、堂々と国民の前で意見を述べ、判断を国民にゆだねるべきである。
 こんな自信の無い者が総理になっているとは情けない。

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  「逃げるな菅!」 野党4党がTV討論を要求 

 菅直人首相(民主党代表)が党首討論に消極的だとして、自民、公明、共産、みんなの野党4党の国対委員長は30日、民主党に対し、週末にテレビでの討論に応じるよう連名で求めた。
 自民党の川崎二郎国対委員長は記者会見し、「首相の逃げようとする姿勢は政権与党党首としての責任放棄だ」と厳しく批判。公明党の漆原良夫国対委員長も「首相の出番を少なくしてボロが出ないようにしている。姑息な“菅隠し”だ」と指摘した。
 首相の消費税増税発言を受け、民主党は選挙戦を通じて各党の集中砲火を浴びており、党執行部は、「首相が党首討論に参加すれば、多勢に無勢になる」(幹部)との判断に傾いている。ただ、首相がテレビ出演を拒めば拒むほど、野党が批判を強めることは間違いない。

文筆:沖田東一