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国会議員の賞与カットを  沖田 東一

平成22年7月1日

 底は打ったとはいうものの、未だ日本の景気は厳しい。あるサイトがネット上でボーナスの使い道をアンケートしたところ、46%が「ボーナスは出ない」と回答したという。私の周りでも、ボーナスで出なかったり、減額したりというケースは聞いている。
 しかし、そんな中であっても公務員の賞与は変わらない。今夏の国家公務員・地方公務員の賞与は平均で60万弱。去年とほぼ同額が支給されることとなった。
国会議員においても同様で、現首相の菅直人は364万円、前首相の鳩山は400万以上が支給されている。
 今回の選挙では消費税値上げや環境税導入など、増税政策が争点の一つとなっているが、国民に増税を強いるならば、まずは自分たちが痛みを受けるべきではないか。あれだけ無駄遣いを無くそうと言っていた民主党の中から、賞与を返上するという議員が一人も出てこないのは残念である。

文筆:沖田東一