平成22年6月30日
民主党はどこまで国民を馬鹿にすれば気が済むのか。
去年に引き続き、今回の参議院選挙でも、民主党は外国人参政権をマニフェストに載せることを見送っている。
外国人参政権が選挙の争点となることを恐れたからであるが、党の政策集である「インデックス2009」には、外国人参政権や夫婦別姓の実現は明記されており、鳩山前首相はや岡田外務大臣が「外国人参政権の実現は悲願」とまで言っている以上、参院選が終了すれば、再び法案を提出してくることは明らかである。
事実、去年の衆院選後、民主党はマニフェストの公約を差し置いて、外国人地方参政権の実現に向けて全力で動いた。事態を知った国民から反対運動が上がり、30以上の地方自治体で反対決議が相次いだことで辛くも法案成立は免れたが、山岡国会対策委員長は「秋の国会では成立させる」と公言している状況だ。
このように民主党が今後も外国人参政権成立を第一に置くならば、今回の参院選でマニフェストに掲載するのは当然のことである。有権者の受けが良くないからと、本来の主張を掲載しないマニフェストで選挙を戦うと言うのは、国民を愚弄し、政策を提示して国民の審判を仰ぐという、民主政治そのものに反した行為である。
自らの心に恥じることが無ければ堂々とやりたいことを公言すればいい。 もう一度言う、民主党はどこまで国民を馬鹿にすれば気が済むのか。
文筆:沖田東一