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卒業式のシーズンがきた 沖田 東一

平成21年3月22日

 もう3月も終わりに近づき、世間では卒業式のシーズとなった。私の住む大阪でも、あちこちの学校で卒業式が行われている。
 ところで、卒業式の時期になるといつも問題になるのが、反日思想に毒された一部の教師による国歌斉唱での不起立である。国から通達を受けてもなお起立せず、個人のエゴを振りまく教員が多く、式典の雰囲気を悪くしている。
 このような事態に対し、橋下大阪府知事が厳しい対応をするよう、府の教育委員会に申し入れた。

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 大阪府内で初めて国歌斉唱時の不起立で教員が処分されたことをめぐり、橋下徹知事は18日、「ルールを守れない一部教員には厳正に対処しなくてはならない」と述べ、今後同様のケースが確認された場合にも厳しく対応するよう府教育委員会に求めた。府議会教育文化常任委員会で答弁した。

 卒業式などでの教員の不起立について、橋下知事は「正式な行事の中で堂々と座れるなんていう人は、一部の教員以外にはいない。まったく理解できない」と不快感をあらわにし、「教育現場が治外法権だという間違った考え方を持っているのではないか」と指摘。

 そのうえで「『ルールを守れ』と言い続けている教員がこれでは、子供たちに示しがつかない。子供たちの規範意識はそうしたことからスタートする」との認識を示し、「府としては厳正にやっていかなければいけないと思っている」と強調した。

http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090318/lcl0903182329010-n1.htm
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 式典で国歌斉唱が行われるのは、国際的に当たり前のことであり、現在開催中のWBCでも国歌は流れている。それを卒業式の時だけ「思想の自由(※)」と言って教員が勝手に振る舞うのは許されるものではない。彼ら反日教員は、不起立の理由を「生徒を正しい方向に導くため」と述べているが、国からの指導に従わない彼らの振る舞いを見た生徒は、「個人の自由のためにはルール無視も許される」と誤った考えを持ってしまうだろう。
>『ルールを守れ』と言い続けている教員がこれでは、子供たちに示しがつかない
と府知事も発言しているが、その通りである。
 そもそも卒業式の主役は誰か? もちろん卒業生である。教員ではない。ましてや彼らの思想表現の場では決してない。だから仮に自国を尊敬できないとしても(そんな教員も問題だが)、それは自分の内面に留めて、式典では国歌を歌い生徒を送り出すのが、本来の対応ではないだろうか。
 その自制も出来ないようなら、教職に向いていない。即刻辞めるべきである。


※思想の自由は個人の内面に限定されており、外部への表現は無制限に認められてはいない。

文筆:沖田東一