平成21年3月20日
テレビ朝日の番組で「奇跡の扉 TVのチカラ」という番組があった。最近、放送されていないと思っていたら2006年7月に担当プロデューサー加藤秀之の使途不明金疑惑があったため、同年9月を以っての打ち切りが発表されたとのこと。加藤秀之といえば、かの有名な川口探検隊の水曜スペシャルを手掛けたことでも有名な人物。
実に残念である。というのも未解決事件を解決する上でTVを利用して視聴者に情報提供を呼び掛ける手法自体は意義があると思うからだ。実際、138件寄せられSOSに対して58件が解決されたというのだから効果は大きい。予算の限られた警察力だけに頼っていても全く進展しない事件について、大いなる手法だ。いっそ警察官が出演して公開捜査というのはどうか。
科学的根拠の無い超能力に頼ったり遺族への配慮などで問題はあったが、それを差し引いても同番組の果たした役割はあったと思う。何らかの形で復活してもらいたい。
文筆:東郷秀憲(東郷秀憲の国益コラム)